ここ数年いろいろな経験をしてきて、結局、悩みを相談するどころか、親身になって話を聞いてくれる人すらどこにもいないんだということを痛感しました。
窮地に陥ったときに、最終的に味方になってくれるのは肉親だと思っていましたが、それはとんでもない思い違いでしたし。
もちろんお金を払えば、それなりに相談にのってくれる機関はあるでしょうけどね。
お金といえば、私はずいぶん前に、交通事故でけっこうな重傷を負ったことがありまして。
それなりの保険金が下りたんです。
家業は数年前に廃業して、経済的な余裕はないけれど、本当に切羽詰まったときにはあのお金を、と思っていました。
手つかずで残っていると思っていたんです。
が。
わりと最近になって、もうとっくに生活費になっていたことがわかりました。
母も、しっかりしているとはいえ高齢なので、途中から、それが私に下りた保険金だということも忘れていたらしいです。
どうせ同じことだからいいんですけど、やっぱりショックでした。
まだ全額あると思っていたのに…
本当にいつも、せめて話を聞いてくれる人がいたらなあと思いますが、一方で、何も知らない相手に、この長くて複雑な状況を理解してもらえるよう完璧に説明することなど不可能だと思っています。
たとえば、かつての家業はけっこう特殊なものなので、まずそこから説明して、どんな苦労があって、なんてことを一から話す気力が私にはありません。
長年にわたる家族間のことはなおさらです。
全部話したとして、そのすべてをわかった上で親身になってくれる人なんて、この世の中には存在しないだろうと思います。
で、タイトル「あとはもうスピリチュアルしかないか…?」に戻ります。
霊能者に頼るとか、そういう話ではありません。
そういったことを人間に対して望むのは無理なので、だったら、いるかどうかは別にして、たとえば守護霊とか天使とかそれ以外のものとか、そういうスピリチュアルな存在だったら、長々と説明しなくても、私が置かれている状況や辛い心情をわかってくれるんじゃないかな、と思ったんです。
ただ、私には霊感のれの字もないので、それこそ不可能極まりないですが。