猫がほしい私の妄想
飼っていた猫が亡くなったのは一昨年の暮れで、それ以来、人生初のペットのいない生活を送っています。
以前はテレビのペット番組にはあまり興味がありませんでしたが、今は寂しいので、相葉くんの番組をよく見ています。
見ながら、ずっとかわいいかわいいと独り言を言っています。
去年の暮れ、亡くなった父の手続きの関係で保険会社の人が来たときに、雑談で「猫ちゃんいるんですよね」と言われ、亡くなったことを話しました。
「私も母も猫がほしくてしょうがないんですけど」と言うと、「じゃあ猫の情報があったらお知らせしますか?」と言われたんですが。
高齢の母と二人暮らしで、今後何があるかわからず、積極的に新しい猫を迎えるというわけにはいきません。
でも。
能動的に猫を飼うのはためらわれますが、やむにやまれぬ事情があって、私が飼わないとこの子はどうなる…みたいな状況になれば、それはもう飼うしかないわけですよね。(え?)
過去に飼っていた猫たちも、みんな捨て猫か、事情があって引き取った子ばかりです。
たとえば私が中学生のとき、学校の帰りに道のわきの雑木林で、紙袋に入れられたまだ目の開かない子猫を拾いました。
それこそ、テレビでやっていたように夜中に起きてミルクをあげて育て、14歳で亡くなるまで飼いました。
その子以外にも、林に捨てられていた猫を2匹飼いました。
一昨年まで飼っていた猫は、母の友人が飼えなくなったのを引き取った子でした。
つまり、またそういうことが起こったら飼うしかないよな、そういうことが起こらないかな…ということを日々考えています。
それだけにとどまらず、猫を飼うことになったら名前はどうしようか、きっと毎日写真を撮るだろうな、そうしたら猫専用のSNSを始めちゃう? 今さらインスタもどうかと思うけどせっかくだからやろうかな、アカウント名は猫の名前にする? ペット専用のSNSもいいかな…などなど、妄想は果てしなく続きます。
まあ、そんなことは滅多に起こらないでしょうけどね。
そもそも私が子供の頃とは違って、今は家の周りの林も減っていますし。
ちなみに、前述の、子猫を拾ったかつて雑木林だった場所には、今は父が最期を迎えた病院と、その関連施設が建っています。
父親はもういらないけど、猫はほしい…