以前宣言したように、新しいジャンルの小説執筆に挑戦しようと思い、SFを書き始めました。
正直それほど興味のあるジャンルではなく、何冊か読んだことはあるものの、いずれもはるか昔で、タイトルすら覚えていません。
でも、宇宙って神秘的で、考えれば考えるほど不思議でロマンがあるじゃないですか。
それで、平凡な主人公が、ひょんなことから宇宙船に乗って宇宙に旅立つ、という話を書こうと思ったんです。
ありがちな幕開けではありますが、ここから先が勝負ですから。
…というわけで、主人公が宇宙船内に乗り込むところまでは書いたんです。
6000字くらいですかね。
でも。
一応ざっくりとあらすじは考えたんですが、どうしても、ある場所に宇宙船があったことと、主人公が「選ばれる」必然性に説得力が見いだせず、そこまでで中止しました。
コメディならいろいろ考えられそうな気はしますが、今回はそうじゃないものを書きたかったので。
多分、作り方の順番を間違えたんですね。
ある程度リアリティのある話にするなら、必然性は大事ですよね。
小説の中のワンシーンとしてはそこそこ気に入っているので、いつかアイディアが思い浮かんだら続きを書くかもしれません。
去年、某ウェブ小説コンテストのために書いた長編小説は、完成させてから読み直して、「やっぱりダメだ」と思ってボツにしました。
でも、時間が経ってから読み直したら、コンテストに向かないというところは変わらないながら、思っていたほどつまらなくはありませんでした。
時間が経てば、気持ちも発想も変化するでしょうから、とりあえず寝かせます。
主人公、宇宙船の中に乗せっぱなしなんですけど、大丈夫かな…