昨日は、父を病院に連れて行く日でした。
父は心臓病と軽度の認知症を患っていますが、飲み薬がなくなったので、もらいに行くためです。
前から「この日は病院だよ」と言ってあったんですが、朝になってから、父が行かないと言い出しました。
説得しても無駄なことはわかっているので、病院に電話をして、私が薬だけもらいに行くことは可能かどうか尋ねたんですが、やはり高齢のため、本人を診察しないとだめだと言われました。
薬を飲まなくて困るのは、私ではなくて本人なんですが、そうやって事あるごとに、なぜか薬を飲まないと言っては恩に着せてゴネるんです。
薬以外にもゴネるネタはいろいろあります。
そういうところ、兄もそっくり受け継いでいるなあと失笑ですが。
父も兄も、面倒なことは全部当たり前のように私にやらせておいて、なんで私を目の敵にして嫌がらせをして喜ぶのかと、不可解でなりません。
多分、父は薬を飲まずにいて、実際に具合が悪くなってみないと納得しないんでしょう。
電話では、一応「本人を説得して、行けるときに行きます」と伝えましたが、正直説得する気はありません。
もう何度も同じことを繰り返して、言えば言うだけ逆効果になるとわかっているからです。
高齢なので、それで命を縮めることになるかもしれませんが、そんなことは知りません。
そもそも数年前に心臓の手術が決まったときも、入院した病院から手術のために専門病院に移ってから、間際になってゴネて手術をキャンセルした前科もありますし。
そのときの、家から遠く離れ、駅からも遠い辺鄙な場所にある病院に迎えに行くときの気持ちと言ったら…
父は人の気持ちを慮るなんてことは一切ないので、私がどんなに辛い思いをしているか考えたこともないでしょうし、いくら言っても心に響かないんでしょう。
昔から横暴で、感情でしかものを言わない人で、子供の頃から散々な目に遭って来ました。
今の時代だったら虐待に相当するようなこともされましたし。
早くに家を出ればよかったんでしょうけど、私にそういう甲斐性はなく、ずるずると家業を手伝うことになってしまいました。
でも、もしも私が早くに家を出ていたとして、両親二人暮らしだったら、何度もあったトラブルや、両親の怪我や入院をどうやって乗り越えられたのかと思います。
私は誰にも言ったことはありませんが、正直、私がいなければ、家は立ち行かなかったと思います。
それでも、なぜか父にも兄にも恨まれているって、どういうことなんでしょうね?
少し前に「親ガチャ」という言葉がはやりましたけど、この頃は、私は両親の世話をするためだけに生まれて来たのではないかと思っています。
若い頃に交通事故に遭って重傷を負ったのも、保険金をもらって、それで後に家計を賄うためだったのかなあと。
ほんの数ミリの差で車椅子生活になるところだったと医師に言われましたけど、そうならなかったのも、両親の世話をするためだったんじゃないかと。
毎日憂鬱なことばかりで気が滅入ります。