かつて家は自営業で、私もずっと手伝っていましたが、今で言うカスタマーハラスメントをはじめ、トラブルはたくさんありました。
最近、兄のことに関連して、当時のことをよく思い出しています。
兄が同居していた頃にもいろいろあったのに、一人外で働いていた彼はずっと無関心で、なぜ今頃になって自分の苦労話を語りたがるのか謎ですが。
今回は、彼の話ではありません。
当時、家業に関連して様々な不安と悩みを抱えていた私は、少しでも心が楽になる方法を探して、いろいろな本を読んでいました。
脳を癒すとか、瞑想とか、大乗仏教の教えとか、そういった類のものです。
でも、「これだ」と思うようなものには出会えなかったと記憶しています。
最近、そのうちの1冊を棚の奥から引っ張り出して再読してみました。
うつを癒す生活習慣について書かれたものです。
初めのほうに、うつの自己診断というのがありました。
10点以上だと、うつ状態かそれに近いというもので、私は16点でした。
そういう人は、物事の考え方が暗く、自分の人生観や考えに固執しすぎるのだそうです。
ですが、さらにそのような考え方をする人の性癖について書かれた部分を読んでみると、自分に当てはまるものはないと感じました。
たとえば、「イエスかノーの二者択一」であるとか、「何かで"あらねばならぬ"と考える」とか、ほかにもいくつかありました。
つまり、自分で決めた枠の中に当てはまらない自分は「駄目な人間」だと思い込んでしまうというようなことらしいです。
いやらしいことを言うようですが、私は自分のことを駄目な人間だなんてさらさら思っていないんですよ。
決して優秀な人間だと思っているわけでもありませんが、そもそも私の不安と悩みの原因は、いつも私には直接関係しない、私にはどうしようもないところにありましたし。
だからこそ、余計に辛かったんですが。
辛いことがあれば気分は落ち込むし、食べられないし眠れなくなりますが、それは誰にでもあることでしょう。
うつ傾向は高くても、そこに自分を否定する気持ちはほとんどありません。
今は当時より年齢も経験も重ねて、物事をより広い視野で見られるようになっているのではないかと思います。(多分)
この考えが正しいかどうかはわかりませんが、このようなことから、今のところ「私がうつ病になるなんてあり得ない」と思っています(/・ω・)/