明日は来るのか?

日々の悩みやひとりごと

私が欲していること

ずいぶん前のことですが、たまたまテレビを点けたら、コンセプトカフェにハマる女子中学生のことをやっていました。

女の子は、カフェに通う理由をキャスト(?)が「話を聞いてくれるから」と言っていて、私の悩みって中学生と同じなんだなあと思ったのを覚えています。

いえ、コンカフェにハマっているんじゃないですよ。

誰かに親身になって話を聞いてほしいということです。

昔はただ、親身になってくれる相手がほしいと思っていました。

つまり、相手がいれば解決する問題だと思っていたんですが。

今は、そこまで単純な話ではないとわかっています。

どんなに言葉を尽くしても、伝わらない相手には金輪際伝わらないんですよね。

その筆頭が父であり、兄であり、最初は「なんでも話聞くよ」と言っていたケアマネも、私の言うことは全然信じてくれないし。

彼女とは何度も話をしていて、私は嘘をついたことも話を盛ったこともないですけど、それでも、何を言っても言葉通りには受け取ってくれません。

私が一番ショックだったのは、父も兄もケアマネも救急隊員も医師も、誰一人私の話をちゃんと聞こうとしないことです。

私は困っていて助けを求めているのに、なぜかみんな私を非難する。

一つ言えるのは、問題は相手にあるということです。

みな固定観念と、根拠のない先入観とで凝り固まっていて、多分そこにはマウント意識も入っていると思います。

私はただ、私の話をちゃんと聞いて受け止めて、真摯に答えてほしいだけですけど、それが叶わないなんてね。

相手は人間なのに、言葉が通じないなんて恐ろしいことです。

数ヶ月前に兄のことで相談した無料相談サイトの人とは、何日にも渡ってチャットしましたけど、そもそも私の相談は「兄と連絡を取る方法を考えてほしい」ということでした。

それが、なぜか話がそれて、父をデイサービスに通わせるとか、遺産がどうとか、そういう方面に行ってしまうんです。

多分、そういう話がその方の得意分野だったからでしょう。

ご自身の体験談もずいぶん語ってくれましたし。

そして、何度軌道修正しても、「お兄さんのことは放っておきましょう」と。

何日も相談に向き合ってくれたことはありがたかったですけど、結局なんの解決方法も見つからないまま相談を終え、もう相談サイトに頼るのはやめようと思いました。

相手に話を聞く気があっても通じないんですから、本当に絶望的ですよね。

お金を払えば、もっときちんと話を聞いて考えてもらえるのかもしれませんけど、そこまでしたことはないので、よくわかりません。

悲しいですけど、私には、そういう相手は、多分一生見つからないんだろうなと思います。

私の心の支えは小説を書くことですが、私が書くのは、ちゃんと心が、言葉が伝わる人たちがいる世界です。

今までは普通にヒューマンドラマを書いているつもりでいましたけど、もしかすると、それこそがファンタジーなのかもしれないですね。