明日は来るのか?

日々の悩みやひとりごと

火葬場で、ついにブチ切れてしまった

昨日は台風の中、父の葬儀が行われました。

前日の「納棺の儀」の際に、担当者から葬儀の会食の人数を確認したいと言われ、仕方なく兄に電話したところ、兄と兄嫁と子供二人が来ると。

二人の叔父のうち、一人は具合が悪くて来られないということで、末の叔父だけが来てくれたんですが、彼に最後に会ったとき、私はまだ子供で、一度もちゃんと話したことがなかったので、初めて普通に話ができてうれしかったです。

兄たちのことは、「別に来なくてもいいのに」と思っていましたが、久しぶりに会った姪と甥が立派になった姿を見て、やっぱりすごくうれしかったです。

そして兄のことですが。

家族葬だと言っているのに、なぜか祭壇に飾る、自分の勤め先の「社員一同」という花を注文していました。

しかも、実際は会社からではなく兄本人からですから。

そんなものを飾られても誰もうれしくないのに(そもそも兄の勤め先の会社名なんて知らないし)、何をアピールしたいのかとドン引きしました。

兄とは一切話をしないまま、葬儀が終わって火葬場に行き、会食のときに事件は起きました。

というか、タイトルの通り私がブチ切れたんですが。

世間の常識から考えて、長男が高齢の親の見舞いにも来ず、葬儀の準備に一切関わらないって異常なことじゃないですか。

それなのに、我が物顔で叔父さんと楽しそうに話しているのを聞いているうちに腹が立ってきて…

母が、とにかく父はいろいろ大変だったというような話をしていた流れで、父は私たちの言うことは聞かないし、嘘をつくし、わざと困らせようとするし…みたいなことから、だからそういう意味もあって預かってほしいと言ったのに、逆ギレして私を悪者扱いにしたということ、入院を知らせても電話一本よこさなかったこと、何年も会わないまま、ついに父が死んでしまったことは取り返しがつかないということを言いました。

いつものごとく、兄がトンチンカンな反論をするので、病院のことも葬儀のことも全部妹一人に押しつけて、それを当たり前だと思っているのはおかしいとも。

兄の反論がふざけ過ぎていて、腹が立って大きな声で言いつのってしまい、職員に注意される事態になって恥ずかしかったんですが。

兄は、私の手紙のことも「お母さんは知ってるの?」と、まるで私が母に黙って勝手なことをしているように(そうみんなに思わせるように)言いましたが、もちろん兄が書いたものも私が書いたものも全部母にも見せているし、そのことも、母も私と同じ気持ちだということも伝えているにも関わらず。

もちろん、母も加勢してくれましたが、姪が泣き出してしまい、それを見たら、申し訳ないことをしたと思って私も涙が止まらなくなってしまいました。

会うまでは、ずっと姪たちのことも兄と同類のように思っていましたけど、20代半ばになった彼女はとてもきれいでかわいくなっていて、それに、とてもいい子なんです。

私の気持ちもある程度は理解してくれたようで、優しく接してくれましたし、私も彼女には謝りました。

ただ、兄とはまったく平行線で、うちに寄り付かないのは私が「敵視しているから」だと言ったくせに、母に「また今度行くから」などと言うので、はっきり「来ないで」と言い、母の葬式にも来ないでと言いました。

正直、今回のことで、母のときも一人で送り出せる自信はつきましたし。

内心は兄嫁も兄と同罪だと思っていますが、無駄に敵を増やしてもいいことはないので、彼女のことは一切非難しませんでした。

とは言え、兄嫁とは一言も話さないまま別れましたが。

そしてもう一つ、とても腹が立ったことが。

遺骨を骨壺に収めた後、係の人が「重いので、どなたか男の方が持ってください」と言ったのに、誰も動こうとしないんです。

多分、叔父も甥も、兄が持つべきだと思って動かなかったんでしょうが、何度言っても誰も反応しないので、思わず「誰も持ちたくないってさ」と言ってしまい、私が持ちました。

余計な一言だったと思いますが、言わせたのは兄ですから(え?)

骨壺を持つ気がないということが、兄の心のすべてを表していると思います。

私が持っていた父の遺影は、甥が持ってくれました。

まあ、今回確実に兄に激しく恨まれたでしょうけど、今に始まったことじゃないのでかまいません。

私が兄に対してとても怒っているということを表明できたことは、無駄じゃなかったと思いたいです。

みんなにどう思われたとしても、兄がゲスだという事実は変わりませんし。

とは言え、みっともないことをしてしまったと思い、内心とても落ち込んだんですが、母は、自分も言いたいことをようやく言えてスッキリしたせいか、帰ってからも、「でもよかったよ」と言ってけろっとしていました。


これは納棺の儀のときに撮った祭壇です。

遺影に使えそうな写真が全然なくて、たまたま選んだのが、姪が生まれたときに病院で私が撮ったものでした。

本当は父が姪を抱いています。